雨水排水システム
豪雨による地域への浸水・冠水を防止する監視・運転をサポートします。
降雨時運転支援システム
見やすい画面と高精度な予測データによって,ポンプ処理能力と施設の貯留能力を最大限に活用した効率的なポンプ運転を支援します。
■浸水対策
都市化の進展に伴って雨水の浸透域(田園, 山間部)が減少し、短時間に大量の雨水がポンプ場へ流入することが多くなっています。本システムの流入量予測によるポンプ最適運転は、浸水防除の低減にお役立ていただけます。
■合流改善
合流式下水道からの雨天時越流水の対策が急務となっています。各自治体においてはその改善に向けて貯留池整備、管内貯留などの対策がとられています。本システムは、降雨量やポンプ場への流入量に急激な変化が起きる状況を事前に把握していただくことができ、施設の貯留能力を最大限にご活用いただけます。
導入先
下水処理施設、雨水排水施設
システムの流れ
①水位・雨量計測
気象庁から広域の雨量情報、予測情報や現場に設置した雨量計からデータを入手します。
②流入量予測
過去の雨量、流入量、管渠水位、ポンプ井水位から情報を収集してデータを解析し、ポンプ場に流入する量を予測することができます。
③ポンプ運転、貯留地運転のガイダンス
流入量予測を行った結果を基に、下記のことが可能です。
・ポンプ台数を設定し、ポンプ場の水位を予測
・合流改善で必要な管内貯留量を予測
排水機場集中監視システム
雨天時には、河川やポンプ場の状況を把握するため、IoT などを利用しての広域監視が求められています。そのため、カメラ(ポンプ室、内水位、外水位、中央監視)データ、雨雲レーダなどの気象庁データ、遠方の水位などの計装データを収集し、データセンターに集約しています。そのデータ(情報)をタブレット、スマートフォンなどで見ることができるシステムです。
導入先
雨水排水施設
特長
①いつでもどこでも雨量状況を確認することが可能。
②地図上で雨雲レーダを表示することで人員配置などの事前準備が可能。
③警報時にメール発信が可能。
④流入量予測により、ポンプ場に流入する量の事前把握が可能。